Signal vs. Noiseというキーワードに出くわして想った事:
情報とは何か?
情報とは、秩序である。
経験に基づいた適当な抽象化によって秩序が見出される。
「シる(realize)」とは何か?
「シる」とは、見出した秩序を経験になぞらえることである。
「情報が溢れている」という。
「シる」ことができる許容量以上の情報があるという意味だろう。
秩序を認知できるが、
それが自分の経験則から外れる、あるいは経験に照らし合わせる時間がない。
「シらない」物事が多いということを「シっている」ということだ。
何が言いたいか?
「シる」も「シらない」も、抽象化のサジ加減一つだという事。
どんな物事も、究極に抽象化すれば、規則性を見出せる。
どんな規則性も、究極に抽象化すれば同じだ。
「あぁ、そこには、こういうパターンがあるね。
このパターンなら『シっている』よ。」
どんな物事も、究極に具体化すれば、不規則性を見出せる。
どんな規則性も、究極に具体化すれば別物だ。
「なんと、これは。完璧なカオスだ。
こんなものがあるとは『シらなかった』。」
誰でも、何かに取り組むとき、この両極端の中間のどこかにいる。
その中間地点の決め方が、センスだ。
色即是空
受想行識
Signal vs. Noise
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